作業者

水害が起ることを想定して土のう袋を備えておこう

土なしでも使える土嚢

土のう袋

都会の真ん中でも使用可能

最近は気象変動の影響で、いわゆるゲリラ型豪雨が頻発しています。そのため、水辺であると否とを問わずあらゆる場所で水害のリスクに備える必要が生じています。水害対策として常に備えておくべきなのが、土嚢です。現場の倉庫前、車庫の入り口などに積み上げることで、水の侵入を防ぐことができます。ただ、その際に課題となるのが土の確保です。土嚢はその名の通り土を入れる袋なので、土がなければ役目を果たせません。たとえば1軒の商店の入口を守るにも、数百キロの土が必要です。都会の真ん中でとっさに大量の土を確保するのは困難ですし、仮に確保できたとしても今度は土を入れる作業が大変です。そんな中、土を一切使わずに街の災害対策に利用できるとして話題を呼んでいるグッズがあります。それが、吸水土嚢です。

水の力で水を防ぐ

吸水土嚢は、水を吸収して膨らみ、土嚢に変身するという特徴を持った製品です。未使用時の吸水土嚢は厚さが数ミリ、重さも200〜300グラムと非常に軽量で、袋というよりも1枚の厚手の布のような形状をしています。自治体でも百枚単位で常備しておくことが可能です。使用の必要が生じた時は、これをただ水に数分間浸ければよいだけです。中に入っている吸水性のポリマーが水を吸い、重さにして100倍あるいはそれ以上にも膨れ上がり、堅固な土嚢として利用できるようになります。使用後は数日かけて自然乾燥すれば、再利用が可能です。吸水土嚢には真水を使用しますが、海水に対応した製品もあり、こちらは高潮対策などに適しています。海水タイプはリサイクルできませんが、使用後は一般ごみとして焼却処分できます。